みなさん、はじめまして。しー姉と申します。
世の中にはいろんな「主(ぬし)」がいるけれど、私はとあるネットカフェのバックヤードに居座り続けて早10年、すっかりそこの主として仕上がってしまった女である。
普段は子どもを育てるシングルマザーなのだが、私の人生の履歴書は、自分で見返しても少々ごちゃごちゃしすぎている。
波乱万 丈な履歴書
ちょっと書き出してみるだけでも、ペットショップの店員、トラック運転手、写真館スタッフ、大手スーパーの品出し、ケーキ屋や弁当屋のキッチン、化粧品販売、工場の夜勤……といった具合だ。我ながら「職業の幕の内弁当」かと思うほどの節操のなさである。
そんな波瀾万丈なバイトラリーを経てたどり着いたのが、ネカフェのバックヤードというわけだ。
見飽きない人々
私が普段生息しているのは駅ビルの中にある割と賑やかな店舗なのだが、人手が足りないとなれば、深夜勤務から昼間のシフトまでどこへでも滑り込む。たまに系列の郊外店へ助っ人(ヘルプ)に行くこともあるのだが、ネカフェの裏方というのは、どこに行っても実に不思議な空間である。
ドリンクバーのシロップを入れ替えたり、せっせとコミックのカバー交換をしたりする地味な業務の裏で、日々、映画のスクリーンのような人間ドラマ(大半はちょっとおかしな珍事件)が繰り広げられている。
常連のおじいちゃんが『ゴルゴ13』をきっちり2冊ずつ真剣な顔で読み進めていくのを見守ったり、夜勤中に「ストッキング王子」だの「チーズバーガーグーグー」だのといった、一度聞いたら夢に出そうなあだ名の客をインカムで報告し合ったりする日々。これが面白くないわけがないのである。
そして何より、私は漫画とお酒をこよなく愛している。
退勤間際、静まり返った店内でコミックの入れ替え作業をしながら「あぁ、この漫画は絶対にあの冷えたビールに合うなぁ……」などと妄想している時間が、何よりの至福なのだ。
お楽しみに
このブログでは、ネカフェ歴10年の私が目撃した「ちょっと変な人間模様」や、しー姉が選んだおすすめマンガ、もちろん趣味の100均DIYの話や、ピュアだった頃のしー姉の黒歴史なんかも、私の思い出と共にゆるゆると書き綴っていこうと思う。
まぁ、お硬い話は一切抜きである。
ドリンクバーで好きなジュースでも注ぐような軽い気持ちで、これからどうぞお付き合いいただければ幸いだ。


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